CONVEY:泉源

izugen

創業150年の歴史の流れとともに、
先人達が正直に丁寧に紡いできた仕事

徳島県南の牟岐町で江戸末期頃から商いを150年営む株式会社泉源。現社長の和田原明さんで7代目。その奥様、智子さんが今回取材に応じてくれた。

見ているだけで楽しい、魚の見本市

取材の当日は、小雨のちらつくあいにくの天気。到着後、すぐさま目に飛び込んできたのは事務所の軒にテーブル1つと電話、ノート、ホワイトボード。電話がひっきりなしに鳴り響き、その対応しているのが原明さん。県南7つの漁協から買い付けるための入札を現地にいるスタッフとやり取りしてるがかなり近寄りがたく真剣そのもの。
買い付けた魚は80%が大阪市場に。20%が築地市場にその日に配送される。水揚げされた魚を見るのはほんとに楽しい。今から旬のアオリイカは透明で、マサバの目は新鮮そのもの。タチウオはピッカピカで美しい。このお魚たちをすぐさまおろして刺し身にしたい衝動にかられながら取材はスタート。

マルシェ、泉源、そして網干鮮魚店
奇跡的な2つの出会い

泉源さんがとくしまマルシェに参加したのは4年前の2012年8月。今やロングセラーのイカロケットや、ピリ辛スルメイカ、とこぶしうま煮、さらに泉源を代表する干物などアイデア満載の商品が、ネコのイラスト・キャラクター「いず坊シリーズ」として人気を呼んでいる。

ここに至るには奇跡的な出合があった。とくしまマルシェ当初から参加いただいていた美波町にある「あぼし鮮魚店」のオーナー網干さんが2012年3月開催を最後に体調不良でマルシェに参加できなくなった。その後、お店も閉店。入院生活を続け、闘病のかいあって数ヶ月後完全復帰!その頃、とくしまマルシェから泉源さんに出店オファー。泉源さんも加工品の商品開発を進めたいと考えていたなか、海の女神が泉源さんと網干さんを出会わせた。網干さんの商品開発技術と、商品の原料となる新鮮素材を仕入れるプロ、泉源さんが手を組んだのだ。

企業の進化は人、である

このゴールデンコンビがそれぞれのパフォーマンスを発揮させ、今年はテレビの取材などもあり人気のイカロケットは今期完売となる盛況ぶり!そこで、急遽1年ぶりとなるロールフィッシュが復活する!アオリイカとブラックペッパー、バジルにチーズをぶち込んだサラミ感覚の絶品おつまみが登場!企業が人を大きくするのではなく、人が企業を大きくするとはこのことだ!「企業の進化は人」だと再認識した。

write Kanamori

※当ブログのCONVEYは、毎月発行の「とくしまマルシェニュース」小冊子連載の記事を再構成して掲載しております。